通常の神経根ブロック時に行う神経根造影で椎間孔(神経根が脊椎から出てくる所)から脊椎内で造影剤が閉塞・陰影欠損(造影剤が映らない)のところがあり、神経根ブロックが一時的に効果あってもまだ痛みが残っている、痛みがまた出て来た時に行います。神経根周囲に癒着がある(手術後など)、神経根への圧迫が強い(椎間板ヘルニアが大きく直接圧迫している、脊柱管狭窄が強いなど)状態が考えられます。そのような時に生理食塩水で神経根周囲を加圧・癒着剥離を行う神経根加圧注射を行ないます。
左第5腰神経根加圧注射前
左第5腰神経根加圧注射後